循環経済つなぐラボ──理念と実践が交わる共創拠点 (Circular Economy Connect Lab Japan -CEC Lab Japan)
循環経済つなぐラボ設立背景
循環経済(以下、CE)は、従来の経済モデルを根本から変革する可能性を秘めています。日本国内においても、規制整備や市場・エコシステムの構築、行政や企業による実践が進みつつあります。
一方で、たとえばアカデミアではCEの定義が100以上存在し、人によって捉え方や重視する視点が異なるのが実情です。だからこそ、CEはさらなる発展の余地を残しているとも言えます。しかしその前提として、まずは共通の土俵に立ち、対話や協働を可能にする基盤づくりが不可欠です。
事例や情報の洪水に飲み込まれる前に、まずは本当に考えるべき問いを掘り下げ、共通理解を築いたうえで新たなアクションにつなげていく。そのプロセスこそが、サーキュラリティと経営の両立実現への近道になると私たちは信じています。
循環経済つなぐラボのコンセプト
このような背景のもと、循環経済つなぐラボは理念と実践を行き来し、サーキュラリティ向上のスパイラルを生み出すべく、実践型Do Tank(ドゥタンク)を目指します。
CEはあらゆる学問・経済活動に関わるテーマであり、循環経済つなぐラボでは多様な専門家との共創を通じて、学際的・実践的なアプローチで実践への道筋を示すことを重視しています。
循環経済つなぐラボを運営するサークルデザインのビジョンは、「サーキュラーエコノミーを手段として、『人』と『自然』が共に繁栄することに貢献する」で、2020年の創業以来、のべ1000名以上への循環経済の研修、数十社以上のコンサルティング、国や自治体との共創機会、毎年100名以上を超える学者や実践者へのヒアリングなどを通じて、循環経済の知見を積み重ねてまいりました。この理念のもと、理念・実践・共創を通じて、これまでにない新たな「実践知」を生み出すことを目指しています。
循環経済つなぐラボの提供価値
CEALでは、サークルデザイン独自の分析や専門家の知見、実践者の現場知を組み合わせ、実践知を創出していきます。そのプロセスにおいては、各テーマに対して以下のような観点から多角的に検討を行います。
- 問い
- 原則
- 分析
- 未来像
- 歴史
- 事例
- 現場
これらをフィルターとして活用することで、アクションにつながる示唆を導き出します。
循環経済つなぐラボの構成
循環経済つなぐラボは、理念・実践知を生み出す拠点である「循環ナレッジライブラリー」と、共創により知やアクションを生み出す「循環共創プレイス」で構成されています。
CEALのアウトプット

レポート
サークルデザイン独自、または専門家・実践者との共創による分析レポートを公開します。

動画
Eラーニングを中心に、アクションを生み出すための共通基盤を動画形式で提供します。

ツール
循環経済への移行を促進するための実践的なツールを開発・提供します。