概要

サーキュラーエコノミーの取り組みが真に進んでいるかどうかを判断するための材料として、その実態を定量ベースで可視化・測定するサーキュラリティ評価の実施を支援いたします。(サービス名:「サーキュラリティ評価支援サービス・Circularity Assessment & Transition(以下、CAT))サーキュラリティ評価の目的として、企業の循環価値の訴求、循環性を高めるための改善点発見、次なる循環性ビジネス模索のための材料、社内共通言語の確立などが挙げられますが、実施前にその目的を特定し、実際の測定や評価、コミュニケーション支援まで一気通貫でご支援させていただきます。

 

サービス詳細

CATでは、下図のような、Circular Transition Indicators、ISO59020、Circulytics、Material Circularity Indicatorsといった国際的に利用されている既存評価測定ツールをもとに、各組織内の状況に応じて選択的または網羅的に活用します。

 

 

その際、可視化が必須のベース指標に加え、場合によっては業界指標、独自指標も特定し、測定・評価。必要に応じて外部訴求に向けたコミュニケーション支援も実施いたします。

 

評価測定が単なる定量データ収集にとどまらないよう、経営理念(パーパス/MVV)・経営戦略・事業戦略・ビジネスモデル・PDCAサイクルへの統合や改善策の特定、より最適な循環型ビジネス構築に向けた事項の洗い出し等、測定がサーキュラーエコノミー移行を加速させるツールであるという本来の意味を持たせるための支援(測定から評価へ)もご要望に応じて行います。

CATの流れ

下図のとおり、本サービスは以下の流れで進めてまいりますが、背景知識の共有のみ(下図の01に該当)など一部のみ利用いただくことや、一連の流れに対するアドバイザリーという形でご支援させていただくことも可能です。企業固有の状況に応じて、アレンジさせていただきます。費用等の詳細は弊社までお問い合わせください。(Email: info@circledesign.co.jp またはお問い合わせフォームより)

CATの流れ

サーキュラーフローダイアグラム(イメージ)

想定ケース

  • 社内の循環価値を見出したい
  • 循環性を高めるための改善点を発見したい
  • 外部に自社の循環性を訴求したい
  • 社内にサーキュラリティの共通目標を設定し、サーキュラーエコノミー推進の機運を盛り上げていきたい

これまでの支援実績例

弊社はこれまで、主に製造業・建築業・サービス業などとサーキュラリティ測定における最適なあり方を模索してまいりました。サーキュラリティ評価に関する支援実績例の一部を掲載いたします。

■自然派クリーニング 「Solairo Cleaning Factory

Solairo Cleaning Factoryは、「人にも環境にも衣類にもやさしい、Well-Cleaning lifeを。」をビジョンに掲げ、環境配慮を追求するクリーニングサービスを福岡市で4店舗展開しています。工場では100%植物性のオリジナル洗たく洗剤を使用し、リサイクル素材である段ボールハンガー(Yシャツ用段ボールハンガーはGOOD DESIGN賞2023、2024受賞)や、植物由来のバイオマスフィルム包装材などを使用。また店頭では、工場で使用しているオリジナル洗剤を「量り売り」スタイルで販売しています。CAT利用を通じたサーキュラリティ可視化により、サーキュラーエコノミーに向けた取り組みとコミュニケーションを強化しています。(実施協力:Circular Economy Thinking 合同会社)

■「ルクセンブルクパビリオン」(EXPO2025 大阪・関西万博内)

EXPO2025 大阪・関西万博におけるルクセンブルクパビリオンで、パビリオンの循環性可視化支援を行いました。その成果をイベントにて発表いたしました。

ルクセンブルクパビリオンは建材リユースを軸とした循環型設計が施されております。たとえば、パビリオンの基礎ブロック(最大226個)については、株式会社船場と連携し、株式会社ネスタリゾートが運営するネスタリゾート神戸内での園内環境整備として再活用される予定です。パビリオンの循環性を可視化することは、循環型建築を加速させる重要な要素になるとして評価されています。

■サステナブルサロンを創出する「一般社団法人日本サステナブルサロン協会

一般社団法人日本サステナブルサロン協会は、サステナブルサロン認証(持続可能な業界への移行と環境・社会的配慮の両立につながる独自認証)を創設し、美容業界の発展と持続可能な社会の実現に貢献しています。2025年にアップデートした認証に、サーキュラリティ測定が取り入れられました。その基準づくりにCATが活用されており、サーキュラーエコノミーの観点でサステナブルサロンの定量化が進んでいます。

 

お問い合わせ

本サービスにご関心のある組織の皆様は、下記にてお問い合わせください。背景知識の共有(社内研修)のみなど一部のみ利用いただくことも可能です。企業固有の状況に応じて、アレンジさせていただきます。費用等の詳細は弊社まで下記にてお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

Email: info@circledesign.co.jpでも受け付けております。